うつ病での自殺は病死
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うつ病を患い自殺を~というようにうつ病が原因で亡くなった人を「自殺」と言ってしまうことは酷ではないかという意見があります。
自殺という言葉は「自分を殺す」ということになるので、まるで殺人犯のようだから止めて欲しいという訴えです。
心が原因で死んでしまうことは、信じられない人もいるかと思います。
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しかしうつ病は完治ということがないため、一生不安と生きていくことになる不治の病なのです。
うつ病の原因
うつ病の原因ははっきりしています。
セロトニンが少ないというように体に変化があるためしっかりとした治療薬もあります。
しかし治せないのです。
正確に言えば完治は、今のところ不可能に近いでしょう。
最近調子がいい人もあるきっかけで再発する恐れのある病気なので一回うつ病になった人は「再発するのではないか」という不安と共に生きなければならないのです。
うつ病の死にたい気持ち
うつ病の人は、毎日が死にたいと思ってしまいます。
楽しい瞬間、反動で恐ろしいことが起こると思い「楽しいまま死にたい」と思うこともあれば、行動することが苦手になり永遠とつづく生き方にうんざりして死にたくなることもあるでしょう。
周りの人々が関わることで「周りに迷惑をかけるだけのいらない人間なんだ」と嫌悪感を感じ死んでしまう人もいます。
すべては病気のせいなのですが、心というあいまいなものの病気なので自分でも「結局は自分のせい」と思ってしまうのです。
うつ病による自殺を病死と考える
実際病気による自殺なので病死と扱ってもいいのではないでしょうか。
また病気となることで「保険」も新しくできるかもしれません。
しかしそうしない理由は、人間として生まれたことが、「生きる」ことが目的だからなのではないでしょうか。
うつ病の保険や安楽死、病死ができたとして「安心して死ぬ」ことは間違っているのでしょう。
自殺とまとめられてしまうことは少し悲しいですが、病死とした瞬間から「生きる」ことを止めてしまうかもしれません。
そのためにもうつ病と生きることを選び耐えることで「本当の生きる」を実感することが出来るのではないでしょうか。