トラウマとPTSDの症状と克服
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PTSDは、「心的外傷後ストレス障害」という意味です。
一方トラウマとは、「心的外傷」という意味です。
よってPTSDは、「トラウマが原因でストレスを生み不安、緊張など心身に影響がでる障害」ということになります。
トラウマは、被害者だけの傷ではなく目撃者にも現れる症状です。
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例えば、戦争、災害、事故などで受けた傷がトラウマと言えますし、衝撃的な場面の目撃、犯罪被害、人付き合いのトラブルなどで受けた傷もトラウマと言えます。
PTSDの症状
ひとつに回避行動があります。
トラウマに関する出来事、場所、人を避けるという行動です。
例えば電車の飛び込み自殺の目撃者が、電車に乗車することを避けるということが回避行動といえます。
もうひとつにフラッシュバックがあります。
原因となった出来事が日常生活で全く関係の無いタイミングに思い出されてしまうという症状です。
例えば、寝ようとして目をつぶるとコンクリートが崩れ落ちてきた場面が思い出され、なかなか寝付けないなどです。
また、過覚醒症状というトラウマの状態から精神が過敏になったままという症状もあります。
警戒心がずっと続き、少しの音で驚きやすくなるため、その分集中力が低下するなどという症状がおこります。
PTSDを克服する考え方
心が折れたあと、より丈夫になるという考え方があります。
ただ心が折れたということを回避しようとせず向き合う必要があります。
ひとつに「トラウマを書く」という行動があります。
書くことで辛い記憶を心から紙に移し変えることができるため、次に辛いことがあったとしても大したショックにはならなくなります。
ふたつめに「トラウマに意味を感じる」という行動もあります。
「病は気から」ということもあり、何事も良いことに捕らえるポジティブさが症状を軽減することになるのです。
最後に、PTSDの症状に当てはまるからといってPTSDと思ってしまうことは、さらなる精神病になる可能性があるのでやめましょう。
ネットに書いてあるこういった記事は、診断するものではなく症状を軽減させる手段を選ぶためのものです。
精神病は、ネットや噂で判断せず、きちんと病院に行き診断されることが重要なのです。