うつ病の治療には記録を付けよう!
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心療内科でうつ病の診断をされ治療をはじめたとき、「あ~もうこれで安心な人生が送れるぞ!」と安心しないでください。
遠足も家に帰るまでが遠足であり、うつ病も通院が必要なくなるまでうつ病なのです。
治療に必要なことは「記録」です。
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投薬は合っているのか、カウンセリングは効果が出ているのか、そういったことを記録しておくことがスムーズな診察になるのです。
病状を記録すること
記録ときくと「体温」「排泄の状態」「体重」など細かなものを考えてしまいますが、あまり細かい記録は長続きしません。
特に心の調子が悪い場合、つづけることに苦痛を伴う恐れがあります。
そのため記録することは簡単なことでかまいません。
むしろ日記のように「今日は嫌なことがなかった。」「晴れた空が気持ちよかった。」という記録でもとても役に立つ情報となるのです。
ただ体調の変化を書いてはいけないということではなく、頭がずっと気持ち悪い日だったらそういった記録を付けてください。
また効果音で記録すると医師に伝えやすい記録となるでしょう。
「頭がぐるぐるして時々ズキッと痛んだ。」「胸が苦しくドキドキが止まらなかった。」といった曖昧でも難しくない記録の仕方です。
記録することがわからない場合、自分で項目を作ってみることも良い方法です。
例えば
- 今日の題名
- 今日の天気
- 今日の気分
- 今日の顔色
などの毎日変化する項目です。
- 今日は「まぶしい日」
- 今日は晴れだった
- 今日は気持ちよかった
- 今日は肌色
といった記録方法です。
記録に適さないこと
記録に適さない方法というものがあります。
例えば無理に記録しないことです。
今日は気分が落ち込んで帰ったらすぐにでも横になりたいのに「書かなければいけない」といった場合記録は後日にしましょう。
無理は心に負担をかけるので負担をかけない記録の仕方を試行錯誤してみることもいいでしょう。
それと最適な方法は、ペンと紙で記録することです。
文字の大きさや文字の勢い・形で気持ちの変化に気付くかもしれません。
治療を始めた頃は小さく読めないような文字だったのにいつのまにか大きく読みやすい文字になっていたります。
それは効果に気付くことが出来るのではないでしょうか。
ただ頭で記憶することも良いのですが、頭の容量を軽くするためにも記録として実体で残すことも負担軽減につながります。
医師に「今日は顔色が良いですね」といわれたら「私もそう思います」と効果に納得出来る治療を目指しましょう。