うつ病は大きな音が怖い
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うつ病の人に多くあらわれる症状のひとつが「音に敏感」という問題です。
音に敏感と聞くとどんな音にでも反応するのかと思いますが、そういったわけではないのです。
自分を攻撃する音に対して敏感だということであって、優しい音には心が癒される場合もあります。
では、自分のためにも周囲が気をつけるためにも、どのような音に過敏に反応するのでしょうか。
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怖い音
うつ病の時、怖い音は、不快な音です。
そもそも、誰でも大きな音には威圧感や恐怖感を感じるものです。
うつ病の人が怖いと思う音は、私達が普通に不快に感じる音であることがほとんどです。
怒鳴り声や叫び声、赤ちゃんの泣き声(野生の訴え)など人間の発する声が怖いという場合があります。
その他にも机を叩く音、工事の騒音、さらにコップを乱暴に置く音も怖いと感じるそうです。
人間以外が出す音について、「攻撃される」「怒っている」と感じることが多く、机をトントンと指でタップする人もいますが、「なにか不機嫌なのかな」と恐れてしまいます。
子供が親の声にびっくりする場合、過去に怒鳴られたり、叩かれるときに怒っている声に反応して驚くため、しばらく小さな声で話しかけると良いでしょう。
音の場所
音によって侵入できなくなるほど怖い場所もあるそうです。
多くはゲームセンターやカラオケなど大音量で大きな声で話す場所です。
また居酒屋など行動が予測不可能な酔っ払いの声がする場所は、怖くて、その場のコミュニケーションがおろそかになることもあるのです。
家電量販店なども同じく電話や音楽の鳴り響く場所はNGです。
電車も人が多いと乗れないことがあるため交通手段に困ります。
音に過敏になると、家に引きこもりがちになり、ベットから出ないようにもなるので身の危険もでてきてしまうのです。
自分が苦手だと感じたら、なるべく静かな場所で過ごす時間を増やすこと、周囲がうつ病の身内に気付いたら外出時に側を離れなくするなどしてリハビリをしていきましょう。
音がない空間は身近にはそうないものなので難しいですが、「我慢できた」という気持ちがうつ病の改善にも役立っていくのです。