ナルシストの語源「自己愛性パーソナリティ障害」
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ナルシストという言葉はご存知の方が多いはず。
自分にゆるぎない自信があり、何事も自分と比べ、果てには自分を性的対象としてみるという心の行動です。
そしてその語源となったもののひとつが自己愛性パーソナリティ障害(Narcissistic personality disorder)です。
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自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害とは、自分のことを過大評価しすぎることで理想の自分と現実の自分の差に困惑する障害です。
どんな仕事も教えられたら完璧にできるという気持ちに対し、現実は何回もの失敗を通ることが多々あるでしょう。
そういったときに自分がうまくいかないのは、他人が妨害しているからだと考えてしまうことが自己愛性パーソナリティ障害の症状なのです。
自己愛性パーソナリティ障害3つの症状
ひとつに現実で成功したことがないのにも関わらず、「自分には優れた能力があるけど発揮していないだけ」と考えることです。
言い換えればポジティブ、前向きな考えなので就職活動などの自分を信じることが大事なときには良い考えなのかもしれません。
しかし自己愛性パーソナリティ障害の場合、次の症状として周りからの好評価を求めるようになります。
なぜなら理想の自分に現実の自分が追いついているのか不安になるからです。
そのため武勇伝やまだ誰もわからない未来の話で理想の自分を作り上げようとします。
それでも理想の自分を見てもらえない場合、三つ目の症状として他人に対して激怒したり嫉妬をするようになります。
自分の作品が賞に入選しないばかりに入選した人に嫉妬をして憎むという感情です。
また会社では「コピーをとる」という仕事に「自分には優れた能力があるのに誰にでも出来る仕事を押し付けられる」という周囲に対する怒りがトラブルになります。
だれでも自己愛性パーソナリティ障害?
症状を見る限り誰でも自己愛性パーソナリティ障害なのではないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。
自己愛性パーソナリティ障害とは、理想の自分に近づこうと努力をしないで周りに当り散らすことです。
なるべく理想の自分に近づくためには自分に理想の自分を近づけさせることが重要なのでしょう。