子供がリストカットをしていたら
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最近子供が肌を見せなくなった。
ブレスレットをはずさない。
部屋の鍵を閉める。
そんな行動が目立ってきたら、「ああ思春期か」と安心してはいけません。
リストカットはご存知でしょうか。
自分で自分のことを刃物などの鋭利なもので傷つけ、意図的に自分を苦しめ罰を与える行為です。
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「死にたかったから」という理由は理由ではありません。
死にたかったのはなぜ?そこに理由があるのです。
自傷行為の意味
自傷行為は、傷が残ります。
リストカットにとどまらず、首吊り、頭打ち、引っ掻く、針刺しなども自傷行為です。
痛いことで罰を受け、傷が残ることで罰を受けたという証明をします。
もちろん国が「あなたは十分に罰を受けました」と認定することではなく、自分の気持ち次第なのですが、本人は魂が抜けるようにスッキリするから依存性が強いのです。
そのことに気付く人はまれであり、うつ病だから自傷行為をしているという認識は捨ててください。
ほとんどの人は、怪我をしたとき気持ちよかったといいます。
跡が残ればラッキーで、目立つ場所ほど他人に見せたくなります。
しかしそのまた多くは、大人になるとその傷跡をみて後悔をしてしまうのです。
自傷行為をやめさせる
自傷行為は、「やめなさい」といってやめるものではありません。
いくら監視したとしても刃物を隠したとしても、最後には歯があるので舌を噛み切る場合があります。
やめさせたい人には共通して「傷つけるのはやめて」という気持ちがあります。
しかし本人は、「なんであなたのためにやめなければいけないのか」と感じてしまうのです。
死なせないということが答えではないはず。
答えは「死にたくなる理由をなくす」ことでした。
いじめが原因ならば、いじめをなくす。家庭環境が問題ならば環境を変える。
「死なせない」「死にたいなら死ねば良い」と思っているあなたは、本気でその人の一生を考えていないのです。
子供の不自然な傷を見つけたらいっぱい話してあげてください。
気を許すことから自傷行為を防ぐ手立てが生まれるのです。