擬態うつ病が増える厳しい状況
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擬態うつ病は、ご存知でしょうか。
擬態うつ病とは、「自分はうつ病だ」と自分で自分に言い聞かせることです。
病気ではなく暗示に近いものといえるでしょう。
また中には悪意から、うつ病と偽って何かしらの自分の利益を得ようとする人もいます。
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擬態うつ病
会社を長期休みしたい。
「うつ病」と診断されることで誰からも責められない休みをとろう。
自分は「うつ病」だ。
病院に行ってみたら案の定「うつ病」だと診断された。
「うつ病だから友達が離れていこうが仕事で失敗しようが仕方が無いことだ。」
上記の例は、実際にあった擬態うつ病患者の言葉です。
ひとつは、休みたいがために嘘をつくただの嘘で、ふたつ目はうまくいかない原因がわからなく、自分をうつ病だと決め付けることで自分を守る嘘の暗示です。
不景気やハラスメントが多く人々の心には常に不満が溜まっている今の日本だからなのでしょうか
「うつ病」になりたい人が増加しています。
そういった傾向により本当にうつ病の人までも傷つけられることがあるのです。
本当にうつ病の人が病院で対応されない
擬態うつ病と本当のうつ病の判別の仕方が問題となっています。
「擬態うつ病の人はうつ病だと診断されことを喜ぶ」という判別の仕方です。
この判別方法は、とても曖昧でお医者さんによって個人差のでる方法です。
ある人の話では、
前から自分で調べてうつ病だと認識していたが、はっきりと診断されたわけではなかった。
原因不明だと何も対処のしようがないのではっきりとした病名を知りたく思い病院にいってみた。
うつ病だと診断されて「やっぱりそうですか」と言うと「最近うそつく人が多いんだよね」といわれた。
そのときは薬を処方すると言っていたのに会計の時に処方箋がでなかった。
ということがあったそうです。
その人は別の病院に行き、治療をして以前の自分を取り戻すことが出来たらしいのですが、擬態うつ病が原因で様々な人々が困惑しているようです。
私はうつ病と聞いて安心する人が必ず擬態うつ病だとは思いません。
その人が一生懸命悩んで解決しようと行動しているのに、「喜んでいるから擬態うつ病」と周りがうそつき呼ばわりすることが間違っているのです。
これは病院の関係者以外の場合も同じことです。
最近では、自分で病院にかかることのできない子供たちがうつ病になることもあります。
親としては、「自分の子供は健康だ」と思いたいので「うつ病じゃない」と子供に言い聞かせて無理をさせることだってあります。
うつ病の判別方法は千差万別で、応用の利くものが望ましいと世間に広まる日は、いつくるのでしょうか。