知らない間に疑心暗鬼になっている
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うつ病の患者さんの多くは、疑心暗鬼に悩んでいます。
いつのまにか誰も信じられなくなり、自分も信じられなくなったという気持ちはどこからくるものなのでしょうか。
原因を見極めることは、もしかすると疑心暗鬼の克服につながるのかもしれません。
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疑心暗鬼はちょっとしたことが気になる
例えば最近知り合った人とのメールやSNSのやり取りで、名前を間違えられると相手が自分に興味がないと思いませんか?
一般の人は、「やだ。この人間違ってる。直さなきゃ。」と考えますが、精神が弱っている人は「自分が悪いのではないか。」と心配になります。
実際悪いのは、人の名前を間違える失礼な行為をした相手にあるのですが、なぜかこのような気持ちになってしまいます。
相手が私を適当に話をしてもいい人間と思うのは、私が社会的立場の最底辺の人間だから、結局はそういう立場にいる私が悪いんだと思うのかもしれません。
名前を間違えた相手としてはドジをした程度のことですが、名前を間違えられて落ち込んだ心は簡単に回復できず不眠症に陥る場合もあるのです。
また自分が話の輪に入った瞬間クモの子を散らすように他の人々がバラバラになることが気になることもあります。
特にママ友の立ち話、クラスメイトとのおしゃべりの場など緊張する場面でのそういった現象に弱ってしまうケースが多いです。
人間なので急に思い出した用事で席を離れることもよくあることなのでしょう。
しかし精神が弱っている人には「もしかして自分の悪口を言っていたのではないか。」と疑ってしまうのです。
そういったことからその場にいた残りの人々に私の悪口を言っていたのか聞くなどという行動をしてしまう人もいます。
しかし聞いたところで「そんなことないよ~」などといわれても何も安心など出来ず、誰も信用できなくなってしまうのです。
疑心暗鬼を克服
疑心暗鬼を克服するには、健康な生活しかありません。
三食きっちり食べて早寝早起きを心がける。
少し忙しいくらいの運動や仕事をして健康に近づくことが大事です。
また人間関係を保つために今日あった嫌なことを日記に書く方法があります。
疑心暗鬼でおきた問題のほとんどは、整理して考え直してみるとなんでもないようなことなのです。
日記に書くことで自分の心が整理されてスッキリすることもあります。
何事も疑心暗鬼で衝動的な行動をしてしまうと非常に危険です。
それでも症状や状況が悪化するならば、カウンセリングや心療内科の受診をお勧めいたします。